ハローワークで失業保険を受給するには...
次の職場が決まってない中で、転職活動をしなければいけない方や転職活動に集中したい方などは、雇用保険から支給される失業手当を受給することが可能です。今回はハローワークで失業手当を受け取れる条件や申請方法などについてご説明いたします。
失業保険とは
失業保険は「雇用保険」ともいい、何らかの理由で失業した人の生活を支えたり、再就職を支援してくれたりする制度です。失業保険は一定の条件を満たした人すべてが加入でき、失業状態と認定されると、失業保険を受給できます。また、雇用の機会を増やしたり、労働者の能力開発や就職を促したりすることも雇用保険の役割です。
ハローワークで失業保険を受給することで、失業した人が安定した生活を送りながら、新しい職を探せますが、離職したすべての人が失業保険をもらえるわけではございません。
ハローワークで失業保険を受給することで、失業した人が安定した生活を送りながら、新しい職を探せますが、離職したすべての人が失業保険をもらえるわけではございません。
失業保険の受給条件
失業保険は生活等の心配をすることなく再就職活動に専念するための給付制度なので、就労する積極的な意思がないと受給できません。また働いたことを故意に隠して、雇用保険の不正受給をした場合には、厳しい罰則があります。 不正が行った日以降、一切の基本手当が支給されないのに加えて、不正受給した金額の返還はもちろん、その2倍にあたる金額の納付命令が出されることがあります(いわゆる3倍返し)。 また、悪質な場合は詐欺罪として刑事告発されることもあります。自身が不正受給に該当しないか理解したうえでハローワークで申請を行うようにしましょう。
ハローワークでの失業保険は、下記の要件をすべて満たした場合に受給可能です。
ハローワークでの失業保険は、下記の要件をすべて満たした場合に受給可能です。
1.ハローワークへ求職申込を行う。
失業保険受給の手続きは、ハローワークで行うことが可能です。住居を管轄するハローワークに行き、「求職の申込み」を行う必要がございます。
その際に離職した会社から離職票を発行してもらうようにしておきましょう。会社からの離職票の発行にもお時間がかかる場合がございますので早めのご準備をしておくとよいでしょう。
以下の書類が必要ですので持参してください。
・雇用保険被保険者離職票(退職から10日~2週間後に前の勤務先から届く)
・個人番号を確認できる書類(マイナンバーカード、通知カード、個人番号記載の住民票のいずれか)
・身元を確認できる書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・本人名義の預金通帳またはキャッシュカード(ネット銀行や外資系銀行は振込先として指定できない場合があるため注意。ゆうちょ銀行可)
・証明写真2枚(おおむね半年以内に撮影したもの、正面上半身、タテ3.0cm×ヨコ2.4cm)
その際に離職した会社から離職票を発行してもらうようにしておきましょう。会社からの離職票の発行にもお時間がかかる場合がございますので早めのご準備をしておくとよいでしょう。
以下の書類が必要ですので持参してください。
・雇用保険被保険者離職票(退職から10日~2週間後に前の勤務先から届く)
・個人番号を確認できる書類(マイナンバーカード、通知カード、個人番号記載の住民票のいずれか)
・身元を確認できる書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・本人名義の預金通帳またはキャッシュカード(ネット銀行や外資系銀行は振込先として指定できない場合があるため注意。ゆうちょ銀行可)
・証明写真2枚(おおむね半年以内に撮影したもの、正面上半身、タテ3.0cm×ヨコ2.4cm)
2.雇用保険に12カ月以上加入する。
失業手当を受け取るには、雇用保険の被保険者期間*が離職前の2年間で通算12ヶ月以上なければなりません。
*離職日から1ヶ月ごとに区切った期間(暦の月とは必ずしも一致しないことに注意)に、賃金の支払いの基礎となった日が11日以上、または、賃金の支払いの基礎となった労働時間が80時間以上ある月のこと。
ただし、会社都合で仕事を辞めざるを得なかった方や自己都合であっても正当な理由があった方はその期間が半分(1年間で通算6ヶ月以上)に軽減されます。
*離職日から1ヶ月ごとに区切った期間(暦の月とは必ずしも一致しないことに注意)に、賃金の支払いの基礎となった日が11日以上、または、賃金の支払いの基礎となった労働時間が80時間以上ある月のこと。
ただし、会社都合で仕事を辞めざるを得なかった方や自己都合であっても正当な理由があった方はその期間が半分(1年間で通算6ヶ月以上)に軽減されます。
失業保険はいくら受け取れる?
失業手当の金額はおおよそ離職前の給与の50~80%で、離職前の給与水準が低かった方ほど給付率が高く設定されています。
失業手当はいつから受け取れる?
失業手当は申請してすぐに受け取れるわけではありません。特別な事情のある方で約1ヶ月、通常は申請より、「約2ヶ月」かかります。
【ハローワークでの失業保険の申請の流れ】
①退職後、10日~2週間程度で以前の勤務先から離職票発行してもらう。
↓
②ハローワークに持参して求職の申し込みを行う。
↓
③待機期間を経た(7日間)
↓
④雇用保険受給説明会に出席し、雇用保険受給資格者証を受け取る。
↓
⑤初回の失業認定日。受給資格決定からから約4週間後
↓
⑥失業保険受給開始
↓
※その後、4週間後に再度失業保険認定日(振込)を繰り返します。
ここまでは全員共通ではございますが、離職票の退職理由によっては、会社都合の場合、初回の失業認定の1週間後に失業手当が振り込まれます。
最短で7日間の待機期間がありますので、初回の失業手当は20日分前後になります。
【ハローワークでの失業保険の申請の流れ】
①退職後、10日~2週間程度で以前の勤務先から離職票発行してもらう。
↓
②ハローワークに持参して求職の申し込みを行う。
↓
③待機期間を経た(7日間)
↓
④雇用保険受給説明会に出席し、雇用保険受給資格者証を受け取る。
↓
⑤初回の失業認定日。受給資格決定からから約4週間後
↓
⑥失業保険受給開始
↓
※その後、4週間後に再度失業保険認定日(振込)を繰り返します。
ここまでは全員共通ではございますが、離職票の退職理由によっては、会社都合の場合、初回の失業認定の1週間後に失業手当が振り込まれます。
最短で7日間の待機期間がありますので、初回の失業手当は20日分前後になります。
まとめ
今回は誰しもが一度は聞いたことがあるハローワークでの失業保険に関してご説明をさせていただきました。退職後にすぐに転職を急いで早期退職などの可能性もございますので、ハローワークでの失業保険をうまく活用しつつ自分に合ったお勤め先を探していくことも選択肢としては良いかもしれません。
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失業保険を受給しつつ所定の勤務時間内でお探しすることも可能ではございますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
【参考資料/厚生労働省】
雇用保険の基本手当日額 ~令和4年8月1日から~
失業等給付の受給資格を得るために必要な「被保険者期間」
失業保険を受給しつつ所定の勤務時間内でお探しすることも可能ではございますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
【参考資料/厚生労働省】
雇用保険の基本手当日額 ~令和4年8月1日から~
失業等給付の受給資格を得るために必要な「被保険者期間」