【看護師の転職に役立つ情報をお届け】看護師としてのキャリアに悩んでいる方へ

看護師はただ資格を取得して就職や転職をするだけでなく、5年後、10年後、その後のキャリアについても様々な選択肢があります。

今回は、看護業界における看護師としてのキャリアを考えていきます。
看護師としての将来に悩んでいる方や、現在看護師を目指している方は、是非参考にしてみてください。

日本看護協会は、ジェネラリストを「経験と継続教育によって習得した暗黙知に基づき、その場に応じた知識・技術・能力が発揮できる者」と定義しています。

要約するとジェネラリストとは、医療業界における広範囲の知識や技術、経験をもつ人です。
一般的に想起されるジェネラリストは、「中堅看護師」「一定の経験年数を積んだ看護職」「職場のベテランナース」等です。

「あれ、ほとんどの看護師がジェネラリストでは？、、と思われがちですが多方面にわたる広い知識とスキルを持ち、様々な場面に対応できる全般的な能力を持つ人であり、ベテランナース＝ジェネラリストではないのです。
また、病院などの医療機関によってもその定義が異なります。

ジェネラリストとして認められた看護師は、あらゆる局面でも自信を持って仕事に臨めるので、転職においても重宝されるでしょう。

日本看護協会は、看護師のスペシャリストとは「一般的に、ある学問分野や知識体系に精通している看護職をいう。

特定の専門あるいは看護分野で卓越した実践能力を有し、継続的に研鑽を積み重ね、その職務を果たし、その影響が患者個人に留まらず、他の看護職や医療従事者にも及ぶ存在であり、期待される役割の中で特定分野における専門性を発揮し、成果を出している者である」と定義されています。

要約するとスペシャリストとは、特定の分野を専門にする人とスキルを備えた人です。
身近なものでいえば「認定看護師」や「専門看護師」などの資格となりますが、特定の診療分野でスキルを磨き、他の診療科の看護師が知らないような専門知識を習得した看護師は、資格の有無にかかわらず、スペシャリストだと言えることが分かります。

スペシャリストとして認められた看護師は、患者さんだけではなく他の医療従事者にも大きな影響を与える存在になることでしょう。

参考：　「認定看護師」「専門看護師」「診療看護師」の違い

その他にも
・看護部長・看護師長など役職を目指す『管理者』
・看護学生など看護師を志す方への『指導者』としてのキャリア選択肢もございます。

看護師としてのキャリアはスペシャリスト・ジェネラリストだけの話ではなく、多種多様に広がっていることではないでしょうか。

今回は、看護師のキャリアについてまとめさせて頂きました。
また今後のキャリアを考える中で大切なのは「柱」となる部分です。
なぜ看護師を目指そうと思ったのか。あなたの看護観とは。働く中でやりがいを感じられることなど…
日々の職務を全うする中で自分に理想とするキャリアを是非改めて考えてみてください。

高知県で転職を考えている看護師の方へもしキャリアについてお困りなことがございましたら、メディカルサポートへ是非お気軽にお問合せ下さいませ。

＜参考資料＞
公益社団法人 日本看護協会　継続教育の基準 ver. 2