【看護師の転職に役立つ情報をお届け】面接対策のポイント！

人生で面接を何回も経験されている方は少なく、また面接が久しぶりの方もきっと多いと思います。
意外とぶっつけ本番を迎えてしまうと、当日複数名の採用担当者も目の前に頭が真っ白になってしまうことなども
想定され本来の自分の良さをうまくお伝えできない可能性もございます。
その為、事前に対策をしておき、心に余裕をもてるように確認をしておくことをオススメします。

今回は『面接の定番』と言われるような質問ポイントをご紹介します。

応募者これまでの経験キャリアや話方などで性格や強みを知るための質問です。
履歴書を参考に、1～2分程度でお伝えできれば問題ございません。
前職での経験キャリアやスキルを交えてお話をできるように準備をしておきましょう。
また、なぜ退職をしたのか、なぜ転職をし今回入職に至った経緯など経歴が複数個所ある方は
職歴の要所要所の経緯についてもお話をするようにするとより相手に対して信憑性が増します。

【イメージ例】
高知太郎と申します。
大学を卒業後、正看護師を取得し○○病院　〇〇病棟に入職致しました。
約5年間勤め、当時は結婚・出産を機に退職し、子育てとの両立を行うべくデイサービスにて入職致しました。
デイサービスでは高齢者との関わりとコミュニケーション力を感じておりましたが、
コロナでの利用者減少に伴う経験困難に伴い閉院することになりました。
今回改めて今までのキャリアを生かし患者様との触れあいを大切にさらにコミュニケーション能力を
磨いていきたいと考えており○○デイサービスへ希望致しました。
本日はよろしくお願い致します。

ポイントとして、「なぜこの職場を希望するのか」が大切です。
希望条件や待遇面を触れることは悪いことではございませんが、それよりも
HPをしっかり把握し、応募先の特徴(一番力を入れていること)に触れる志望動機の作成を心掛けましょう。

【イメージ例】
私は入職後、慢性期病棟に5年間従事してまいりました。患者様と長期に渡って関われる慢性期病院にて関わってきました。
患者様の中には病院よりも住み慣れた自宅で療養したいという方も多く、自分自身、患者様が最期まで自分らしく生きていきたいという思いを汲み取った看護を提供したいという思いから、貴院では往診などの在宅医療にも力を入れていることを知り、今までのキャリア経験を活かして地域医療の活性化に貢献したく貴院を志望いたしました。

自己PRで触れたとしても、深く突っ込まれる可能性がございます。
面接官は、経歴にもよりますが、入職理由よりも退職理由の確認をされる確率は非常に高いです。
理由としては、同じような理由で離職しないかを確認するためと仕事に対する責任感や人物像を判断しております。

「人間関係が悪くて」「残業が多くてブラック」「お給料が低くて」「体力的に辛かった」「給料が全く上がらない」「評価されない」などのネガティブな退職理由ばかりだと相手に対して良い印象は当然のことながらありません。
「こうなりたいから転職する」と前向きに言い換える発想の転換が大切です。

※※注意点※※
採用担当者に対して良く思われようと、退職理由に嘘をついてしまうのは絶対にNGです。転職を志した以上、何らかの不満や理由があったことは、採用担当者も十分に理解していますし、数百人単位で面接している方には見抜かれてしまいます。あくまで伝え方に気をつける必要はありますが、基本的には転職に至った理由はうそをつかずに答えるようにしましょう。たとえ内定になったとしても本当の転職理由に当てはまるような状況が入社後に起きたとき、退職を余儀なくされてしまうことでしょう。

面接で長所・短所を質問される理由は、応募者の人柄を知るためです。
長所には何があり、短所とどのように向き合っているかを見て、面接官は活躍できる人材かどうかの判断材料にします。
その為、長所と短所は1セットで考えるようにして下さい。

まずは、自分の弱点である短所を探してみましょう。自己分析もしくは人から言われた他人分析でもかまいません。
短所を挙げるときのポイントは、2点あります。

・努力して改善できる内容を選ぶこと。
・具体的なエピソードを含めること。

【イメージ例】
穏やかであるがゆえに、行動が遅くなってしまうところが私の短所です。患者様ともコミュニケーション含め一つ一つの対応を丁寧にしてしまい残業になる機会もございました。ただ最近は、業務のタイムスケジュールを立てることと業務効率も意識して業務に取り組んでおります。今後も弱みを自覚し、改善を図るべく努力を続けたいと思います。