【看護師の転職に役立つ情報をお届け】4週8休・週休2日制など休日休暇制度の種類について

転職就職求人でよくみる「4週8休」「週休2日制」などの休日制度については、一般的によく知られている制度ではありますが、求人情報を見るだけで詳しい知識や解釈ができるわけではありません。今回は、そんな皆様へ向けて、休日休暇制度の種類についてご説明をさせて頂きます。

・4週8休
1か月につき、8日の休暇があります。勤務日数は月に20日です。

・4週9休
1か月につき、9日の休暇があります。祝日や年末年始休暇なども含めた休日を組み合わせてこの形式が選ばれることがあります。

・週2日制
法律上の定休日を2日に設定したもので、週に2回、休みをとることができます。1日の労働時間や残業手当などは、会社の規定によって異なります。

・完全週休2日制
法律上の定休日を2日に設定したもので、週に2回、必ず休みをとることができます。労働時間も、法律上規定されているものに従います。

・変形労働制
労働時間の変動に応じて、休暇を取得する制度で、一般的には平日に勤務する場合に休みを得ることができます。週40時間程度の勤務時間を基本とし、1カ月あたりの労働時間を固定する場合や、1日あたりの労働時間を基準にして変動させる場合など、企業によって異なります。これらの制度は、労働時間や休暇の取得方法、残業手当など様々な規定があるため、実際には、それぞれの雇用側によって細かい差異があります。

・年次有給休暇制度
1年の勤務時間に応じて、一定日数の有給休暇を付与する制度です。法律で定められた最低日数以上を付与することが求められています。

・特別休暇制度
結婚や出産、育児などの特別な場合に、有給または無給で一定期間の休暇を取得する制度です。また、災害や病気の場合にも一定期間の休暇を取得することができます。企業によっては、社員の補助金などを支給する場合もあります。

病院やクリニックの場合、完全週休2日制や変形労働制が一般的ですが、地域や職種によって異なります。有料老人ホームや特別養護老人ホーム、デイサービス、健診センターの場合、週2日制や完全週休2日制が多い傾向にあります。年次有給休暇制度や特別休暇制度は、労働法に基づく最低限の制度として、どの施設でも設けられています。ただし、各施設での具体的な取得条件や取得率は異なりますので転職就職の際には求人や応募求人のHPなどを確認するようにしましょう。

休日制度について理解していないと、看護職には様々なデメリットが生じることがあります。例えば、予定していた休暇が取れずに健康面、ストレス、メンタル面などが影響し、長期間の休職に至ってしまう場合もあります。また、勤務形態によっては、上司や同僚とのコミュニケーションに支障が生じたり、労働時間や勤務形態によっては身体的負担が増し、生活リズムを崩し、睡眠不足になることがあります。休日制度をしっかり理解し、個人の生活スタイルにあった勤務形態を選択することが重要です。

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