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【看護師の転職に役立つ情報をお届け】「医師国保」加入のメリット・デメリットについて簡単に解説!

「医師国保」加入のメリット・デメリットについて簡単に解説!

日本では、国民全員が健康保険に加入することが義務付けられています。
一般的には、在職中の労働者は企業の健康保険に加入し、自営業者や非正規雇用の方は国民健康保険に加入することが多いです。そんな中で、医師会に所属しているクリニック等の医療機関で加入する可能性もある「医師国保」といわれる健康保険についてメリット・デメリット含めご説明をさせて頂きます。
「医師国保」加入のメリット・デメリットについて簡単に解説!

そもそも医師国保とは

医師国保は「医師国民健康保険」とも呼ばれ、医師会所属の医療機関で加入する健康保険制度です。企業の社会保険や国民健康保険などの加入対象者も、もし雇用先クリニックが医師国保対象の場合は強制加入の必要があります。

医師国保の加入要件

下記要件を満たしている場合は、医師国保の加入対象となります。
・都道府県で医師会に医療機関が加入している
・常時の従業員が5人未満

必然的に従業員が5人未満となるため、医師会に属しているクリニックが医師国保に加入している可能性が高くなります。
ただクリニックによっては申請次第で、5人未満であっても医師国保に入らなくてもよい場合もございます。都道府県の医師会によっても対象にならばい場合もございますので、事前に確認をするようにしましょう。

また医師国保の場合は、当然厚生年金は原則別となり、国民年金に入られるのが一般的です。ただし例外があり社会保険の任意適用事務所になっている場合は、厚生年金の加入を行えれる場合もございますのでこちらも確認を行うようにするとよいでしょう。

医師国保の健康保険と保険料の違い

医師国保の場合は、保険料は一定となり、健康保険の保険料は、所得に応じて決まります。年収が低い場合は低い保険料、高い場合は高い保険料となります。一方、医師国保の保険料は、健康保険に比べて割高になります。医師国保の保険料は、加入者本人の所得や家族構成によって異なりますが、基本、健康保険よりも高めに設定されています。

参考として実際の給与額含め考えていきます。

【医師国保の場合】
大阪府医師国民健康保険組合では、従業員は12,600円、その家族は10,100円と一律で定められております。+後期高齢者支援金賦課額4,900円となり、合計単身の場合、月額17,500円かかります。(+40歳~64歳の場合は介護納付金賦課額として5,400円を納付します)
また、医師国保は、同一世帯の家族にも保険料がかかります。

大阪府医師国民健康保険組合
全国医師国民健康保険組合連合会

【健康保険の場合】
各種共済組合、国保組合、国民健康保険、組合健保、協会けんぽなど様々な健康保険がございますが、今回はスタンダートで割合の多い「協会けんぽ」の場合でみていきます。

協会けんぽの場合は、保険料額表を見て頂くと、
■介護保険第2号被保険者に該当しない場合(40歳以下)
月給165,000円~175,000円で月17,493円となり、月給175,000円まででおさめると単身の場合は、協会けんぽがより安くなります。

全国健康保険協会(協会けんぽ)

医師国保加入のメリット・デメリット

【メリット】
- 保険料が決まっている為、収入によっては、健康保険に比べて負担が軽減される場合がある。
- 単身の場合は、協会けんぽよりも安くなる場合もある。
- 傷病手当金や出産育児手当金などの支給がある。

【デメリット】
- 収入が少ない場合は、保険料負担が大きい場合がある。
- 家族の人数によっても保険料に変動がある。
- 加入者とその家族全員が加入義務があり、保険の変更手続きを行う必要がある。

まとめ

今回は、「医師国保」加入のメリット・デメリットについてご説明をさせて頂きました。ご自身にあった保険加入の在り方がある方は、クリニックなどの医療機関では医師国保への加入が必須の場合もございますので必ず確認するとよいでしょう。
近年では社会保険加入の拡大など、色々と保険加入も変化しております。転職就職求人などご自身の働き方によってのことなるかと思いますので、転職就職相談については当社『メディカルサポート』までお気軽にご相談下さいませ。