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【看護師の転職に役立つ情報をお届け】看護師の配置基準とは「7:1」「10:1」看護とは何?

看護師の配置基準とは「7:1」「10:1」看護とは何?

転職就職求人や病院などには、「7:1」体制や「10:1」などの表記を見られたことはございませんでしょうか。
看護師取得をされている方であれば、その勉強過程で看護師体制についてはご存じの方がいらっしゃるかと思いますが
転職就職をする際には、事前に体制を把握することで事前に入職後のミスマッチを防ぐことにも繋がります。

改めて、そんな看護師の皆様に向けて今回は看護師の配置基準についてご説明をさせて頂きます。
看護師の配置基準とは「7:1」「10:1」看護とは何?

看護師配置の背景

看護師の配置基準は、日本では1960年代から議論がされ始め、1970年代には日本看護協会内に配置基準作成委員会が設置され、1975年に初版が制定されました。配置基準制定の背景には、医療の高度化・専門化による医療現場の複雑化や看護師の不足などがありました。
また患者の増加に伴う看護師の負担や、看護師の業務内容の多岐化により、看護師の配置や業務量の適正化が求められるようになっていきました。そして、配置基準は、看護師の数と患者の数や重症度を基に公正かつ適正な配置を定め、看護師の業務負担の軽減や質の向上などを目的として制定されております。
看護師配置の背景

4:1人員配置基準

1人の看護師が4人までの患者さんに対応する人員配置基準です。一般的には、日本の医療法によって、看護師1人が最大で4人の患者を担当することが定められています。この基準は、医療機関の種類や診療科目によって若干異なる場合もありますが、一般病院においては、4:1が最も一般的な配置基準です。ただしこの配置基準は目安の最低基準ではなく標準基準であるため、必ずしもこの最低基準を満たさないといけないわけではございません。現場の実情や病棟の特性に応じて、微調整されることもあります。
4:1人員配置基準

7:1看護

1人の看護師が7人の患者さんに対応する配置基準です。急性期病棟等で採用されることが多く、病状が安定している患者さんのケアが主体となります。しかし、患者さんの急変時には看護師の負担が大きくなるため、看護師の負担が軽減されるよう、通常の勤務時間内に見回りを行うことが求められます。
7:1看護

10:1看護

1人の看護師が10人の患者を担当する配置基準です。主に一般病棟などで用いられます。これは、病棟内の患者さんの状態が比較的安定している場合に用いられることが多いです。
10:1看護

13:1看護/20:1看護

1人の看護師が13人もしくは20人の患者さんに対応する配置基準です。慢性期病棟や回復期リハビリ病棟等で採用され、入院期間が長く、病状が安定しているため、急性期病棟と比べて看護師の必要性やケアの内容が異なります。治療やリハビリに時間がかかるため、患者さんのケアに時間をかける必要がある場合があります。また、患者さんの病状によっては緊急時に看護師が迅速に対応できるよう、1時間あたりの見回り回数が定められていることが特徴です。
13:1看護/20:1看護

30:1看護

1人の看護師が30人の患者さんに対応する配置基準です。外来の30:1看護とは、1人の看護師が30人の外来患者さんを担当する配置基準です。外来診療は、病状が比較的軽い人が多いため、看護師1人で複数の外来患者さんを対応できるようになっています。ただし、病状が重い外来患者さんや繊細な処置を必要とする外来診療では、より人員を増やした配置が必要とされます。

これらの配置基準は、厚生労働省が策定している「看護師の配置基準指針」に基づいて設定されています。

参考資料
医療法に基づく人員配置標準について
30:1看護

まとめ

看護師の配置基準は、患者の安全性や医療の質を十分に考慮して看護師の配置が決定される必要があり医療の質の向上に繋がると言えます。また看護負担経験にも繋がることも大きく影響してます。現場の実情や病棟の特性に応じて、微調整されることもありますので、転職就職をされる際には、求人内容をチェックしておきましょう。
まとめ
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