【内視鏡室で働く看護師について】内視鏡室で働く看護師の役立つ資格について

内視鏡室で働く際には看護師取得を資格しながらさらに詳しく内視鏡に理解する為の資格が存在しております。今回はそんな看護師の方に向けて、内視鏡看護師で働く際の資格についてご紹介をさせて頂きます。
すでに内視鏡看護師でご勤務されている方やこれから内視鏡看護師を目指される方でも、全然遅くはございませんので是非今後のキャリアップのご参考になれれば幸いです。

消化器内視鏡技師とは、日本消化器内視鏡学会が認定する資格制度となります。専門的技術スキルと知識を兼ね備えた内視鏡分野での「内視鏡のスペシャリスト」と言われており、対象資格も看護師免許の資格も含まれている為、主に病院クリニックでの消化器科・外科系や、内視鏡室で働いている看護師の方も取得されております。

受験資格は下記を満たすことが必要となります。

1.対象資格に該当していること(看護師.助産師.保健師.衛生検査技師.診療放射線技師.臨床工学技士.臨床検査技師.薬剤師)
2.内視鏡に従事した勤務年数が満2年以上ある方。
3.「消化器内視鏡技師学会」or「消化器内視鏡技師研究会」に2回以上出席すること。
4.消化器内視鏡技師会・技師会各支部主催の「機器取扱い講習会基礎編」出席すること。
5.医学講習会に参加or勤務先の日本消化器内視鏡学会認定専門医から、医学講義を20時間以上受講すること。
6.消化器内視鏡介助症例数の合計が年間100件以上かつ認定専門医より証明及び推薦が得られること。

上記該当の上、書類審査合格の上で学術試験合を目指し消化器内視鏡技師の資格を取得することが可能です。提出書類に不備がないように注意いたしましょう。書類審査合否通知次第、毎年3月頃に行われる学術試験を行い、合格後資格取得となります。

合格率は、2020年～2022年の平均で「74.9％」となり約4人に1人が不合格という結果となっております。

【合格率】
2020年度：73.7％（686名/930名）
2021年度：77.5％（457名/589名）
2022年度：75.2％（1143名/1519名）

参考資料
日本消化器内視鏡学会

カプセル内視鏡は、言葉の通り従来の胃カメラや大腸カメラと異なり、カプセル型の内視鏡となり身体の負担が少ない医師の監督指導のもとにカプセル内視鏡の画像診断を支援する認定技師となります。近年非常に注目されている内視鏡検査となります。主に、大腸と小腸でカプセル内視鏡読影支援技師と別れております。医師も取得可能な技師となることも特徴です。

受験資格は下記を満たすことが必要となります。

1.日本カプセル内視鏡学会員であること。
2.日本カプセル内視鏡学会指導の下、カプセル内視鏡検査の画像診断支援を年間10症例以上経験
3.カプセル内視鏡eラーニング受講


カプセル内視鏡読影支援技師認定制度申請スケジュール

今回は内視鏡看護師で働く際の資格についてご紹介をさせて頂きました。
内視鏡看護師として更なるキャリアップをお考えの方などは上記のような資格を取得することおすすめです。内視鏡検査は年々増加しております。また医療の技術と普及に伴い、年々病院・クリニック含めその専門的な技術と知識はさらに求められる時代となります。もし内視鏡看護師を長く働きたいと思われている方あ、まずは内視鏡看護師として実務経験を積まれた上で、是非とも資格取得をチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

内視鏡求人は、一般的にはお探するのは比較的見つけにくい求人です。また職場環境や指導体制なども病院・クリニックなどによっても様々ではございますので、実際の内情含めた就業先をお探しする必要があります。

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